11

つかった水は、きれいにして川にもどそう

 むかしは、つかった水はそのまま川にながしていた。人口がふえ、いろんなことに水をつかうようになると、川の水はどんどんよごれてきた。そのよごれた水をきれいにして、もういちど川にもどすのが下水道だ。
 台所、お風呂、トイレ、せんたくなどでつかってきたなくなった水は、川に流さないで下水管に流す。水は下水管をとおって浄化センターの水そうにあつめられる。水そうの中には小さな微生物がたくさんいて、水の中のきたないものを食べてくれる。何時間もかけて魚がすめるまでにうすめるとすると、みそ汁1杯でも風呂おけ5杯分もの水が必要になる。


水の中のきたないものを
食べてくれる微生物の
ツリガネムシ

 川に流されるよごれの大半は、人びとの生活の中からでている。下水道のないところもまだいっぱいあるし、下水道のはたらきを高めるためにも水をよごさないように気をつけよう。

下水道のしくみ





前のページへ戻る  ホームへ戻る