おもひでのゲーム Page10

ファミコン初期のゲーム豊原エツ子さん

 
  ドンキーコング  
     
 

あの任天堂の看板キャラクター「マリオ」が初めて登場したアクションゲーム 1面のドンキーコングが上から樽を投げてくるシーンは、あまりにも有名である。捕らわれた恋人レディーを助けるために、転がってくる樽をジャンプで飛び越えたり、ハンマーで破壊しながら、次々と上の段に進むマリオ。たった一画面に、完成された世界観とゲーム的な要素が詰まっており、まさに宮本茂氏が関わった全作品の原点は、ココにあると言っても過言では無い。それにしても、このゲームには未だに解けない謎がある。なぜ? マリオがチョットした高さからジャンプしても、着地時に死ぬのか… もしかして、マリオって高所恐怖症だったの?(笑)

 
     
 

メーカー/任天堂 対応機種/ファミコン 発売日/1983.7.15

 
 

 

 
  ギャラクシアン  
     
 

ナムコがファミコン参入第一弾ソフトとして世に送り出した名作シューティングゲーム ギャラクシップを操縦して、エイリアン軍団を全滅させよ! まぁ、見た目はスペースインベーダーの発展型と言った感じだが、このギャラクシアンが大きく違う点は、「ヒューン」という効果音とともに敵であるエイリアン達が、滑らかな曲線を描きながら飛んで来るところ。しかも、このエイリアンは色によって飛び方が違う為、攻略パターンも変わってくる。特に難しいのが、ボスエイリアンとレッドエイリアン2機が編隊を組んでアタックしてきた場合。この時に、レッド2機を先に撃って最後にボスを撃ち落とすと、800点が入るのだぁ! しかし、ここで少しでもミスするとエイリアンの体当たりを食らって、一機失うことに… こんなドキドキ感が味わえるのも、ギャラクシアンの醍醐味と言えよう。

 
     
 

メーカー/ナムコ 対応機種/ファミコン 発売日/1984.9.7

 
 

 

 
  F1レース  
     
 

ファミコン初の疑似3Dレーシングゲーム 登場するコースは全10種類で、使える車はフォーミュラカー1種類のみ、しかも2段変速ギアを採用したスーパーマシンである(笑)。さらにスゴイのは、自分のマシンが敵車やコース脇のポールに少しでも接触すると、何故か? 即爆発するのだぁ! この怪奇現象も当時のレーシングゲームでは、当たり前の事であった。もしかすると、自動車レースの危険性を表現していたのかもしれない(多分?)。とにかく制限時間内にコースを2周することが、このゲームの掟である。特に難易度が上がるほど、1ミスが命取りになる過酷な世界。それがF1レースなのだ… ちなみに、この作品には416キロまでスピードを出すと、マシンが高性能になる「ハイパーターボ」と呼ばれるウラ技が存在していた。

 
     
 

メーカー/任天堂 対応機種/ファミコン 発売日/1984.11.2

 
 

 

 
  クルクルランド  
     
 

タイトルの通り、ひたすらクルクル回り続けるアクションゲーム 画面内に隠されている金塊を全て見つけると、ある絵(ハート,ネズミ,メガネなど)が完成して面クリアーとなる。主人公のグルッピーは、止まることが出来ない謎の球状生命体であり、武器は電磁波と呼ばれるビームを放つことができる。敵キャラは、ウニラと言うトゲトゲしたウニのような生命体。勿論、コイツにグルッピーが接触すると、無残にも破裂してしまう。そこでウニラを倒すには、電磁波で攻撃して弱った状態(肉団子)になったところを、外壁で押しつぶすのだぁ〜 これが快感…(ヤバイ!) そして、最もこのゲームでエキサイティングなのが二人同時プレイである。アイテムの取り合いや、上手く相手をバウンドさせて穴に落とすなど、極悪バトルが熱い(笑)。

 
     
 

メーカー/任天堂 対応機種/ファミコン 発売日/1984.11.22

 
 

 

 
  エキサイトバイク  
     
 

モトクロスをテーマにしたレースゲーム 上手くバイクを操って、様々な障害物が設置されたコースを制限タイム以内に、2周することが目的です。ゲームの画面構成はシンプルな横スクロールなのに、バイクをコントロールする部分は凄く微妙で、そこがこの作品の面白さでもあります。例えば、障害物でジャンプした時に、十字キーの前を押していると飛距離が伸びます。しかし、そのままの体勢だと、着地に失敗して転倒しちゃうのねぇ〜(笑) バイクを操って、いかにバランス良く着地できるかが、このゲームのテクニックと言えます。さらにBボタンを押すとターボに… でも調子に乗っていると、すぐにオーバーヒートなり〜(自爆) あと、自分で好きなようにコースが作れるエディットも楽しかったですね。ジャンプ台だけを設置したコースとか?(笑)

 
     
 

メーカー/任天堂 対応機種/ファミコン 発売日/1984.11.30

 
 

 

 
  バーガータイム  
     
 

データイーストから発売されたアーケードゲーム「ハンバーガー」をファミコンで忠実に再現した移植作 ウインナーやピクルスから逃げつつ、巨大ハンバーガーを完成させるのが目的と言う、摩訶不思議なゲームである。主人公のピーターペッパー(コックさん)を操り、各段にあるハンバーガーの材料を踏み付けながら、次々と下の段に落として行くと、最後にハンバーガーが出来上がる仕組みなのねぇ〜(誰が食べるのか?) しかし、お邪魔キャラ達(ウインナー,エッグ,ピクルス)が複雑な動きで、主人公を追い掛けてくる。勿論、コイツらに接触するとアウト! そこで唯一の武器「コショウ」を使うことで、敵の動きを一定時間止めることができる。その間にハンバーガーの材料に敵を乗っけたまま、材料を落下させると美味しい(笑)。だが、このコショウも使える回数が決まっているので、たまにステージ中央に出現するボーナスキャラクター(フライドポテト,コーヒーなど)をゲットして、コショウの使用回数を増やすのだ! それにしても、このゲーム意外と難しい。何とか先に進んでも、4ステージまでが限界… でも、ついつい繰り返して遊んでしまうだけの魅力がある作品だった。

 
     
 

メーカー/ナムコ 対応機種/ファミコン 発売日/1985.11.27

 
 

 

 
  ダウボーイ  
     
 

戦場が舞台の横スクロールアクションゲーム 主人公ダウボーイの目的は、敵地に潜入して捕虜を無事に救出することである。全5ステージを様々なアイテムを駆使して攻略するのだ! うーん、こうして書いてみるとカッコイイ感じがする作品だが、意外とゲーム内容の方はヘンなのねぇ。例えば、敵兵に体当たりしただけで、倒せてしまうところ。物理的にも体当たりで、人間が煙りと共に突然消滅するのは、かなりヘンだと思うが、これがダウボーイの世界なので仕方がない(笑)。さらに、主人公のヘボい死に様が涙を誘う。敵に撃たれては死に… 川に落ちては死に… 自分でTNT(ダイナマイト)を仕掛けている途中で、導火線が短くて爆風に巻き込まれては死に…(ただヘタなだけ?) それでも先へと突き進むダウボーイ。まさに熱い男のゲームなのだぁー しかし、この作品2人同時プレイモードで遊ぶ時に、なぜ?2P側がミサイル砲台なのかは、永遠の謎である。

 
     
 

メーカー/ケムコ 対応機種/ファミコン 発売日/1985.12.12

 
 

 

 
  頭脳戦艦ガル  
     
 

伝説のクソゲーとの呼び声高いスクロール・ロールプレイングゲーム 実際には、タダの縦スクロールシューティングなのが、パッケージやカセットにそう表記されている以上、この作品はスクロールRPGなのだ(笑)。何所がRPGなのか?と言う疑問はさて置き、ゲーム内容の方はジスタス-21(自機)を操り、各ステージにあるエネルギーパーツを100個集めて、最終的に敵の宇宙空間制御装置ドラッグを破壊すると言うもの。しかし、このゲームの難易度は常識の範囲を超えている。余りにも激ムズすぎるのだぁー まず、序盤のステージからして恐怖の壁地獄が待っている。この壁に対して自機の当たり判定が、すごくシビアで、少しでも接触したら即アウト! まさに地獄である。そこで出てくるのが、自機が無敵になるウラ技なのだ! やり方は簡単、タイトル画面でAを2回、下、左、右を3回、B、上を4回、スタートの順でコマンドを入力する。これで敵の攻撃を食らっても、やられな〜い♪ ちょっと邪道な感じもするが当時、頭脳戦艦ガルをプレイするときには必須のウラ技であった。

 
     
 

メーカー/デービーソフト 対応機種/ファミコン 発売日/1985.12.14

 
 

 



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