おもひでのゲーム Page9

ホラーゲーム豊原エツ子さん

 
  スウィートホーム  
     
 

今では「バイオハザード」の原点とも言われている作品。元々「スウィートホーム」開発スタッフの一部が、バイオの開発に関わっているので、かなり近い雰囲気を持っているゲームですね。ちなみに、原作は同タイトルの映画(製作総指揮 伊丹十三監督)であります。しかし、映画の方は観たことなーい!(自爆) ゲーム内容は、呪われた屋敷から5人の主人公(かずお,あきこ,たぐち,あすか,えみ)を脱出させることが最終目的のRPG 最大の特長は、ゲーム全体が非常にシビアなところであり、そこが面白い点でもある。例えば、ゲーム中に仲間が死んでも、某有名RPGのように教会で生き返らせる事は出来ない。つまり、「死の恐怖」を表現しているのである。しかも、最後まで生き残った人数により、エンディングも変化する。カプコン作品の「恐怖」の原点が感じられる素晴らしいゲームです!

 
     
 

メーカー/カプコン 対応機種/ファミコン 発売日/1989.12.15

 
 

 

 
  源平討魔伝  
     
 

人気があったアーケード用アクションゲームの移植作
主人公 平景清を操り、全国に散らばっている三種の神器(八尺瓊の勾玉,草薙の剣,八咫の鏡)を集めて、鎌倉にいる源頼朝を倒すことが目的。この作品の特長は、ゲーム全体を通して流れている「和風テイスト」にある。同じナムコの作品「スプラッターハウス」が、西洋のホラー映画的な怖さを表現しているのに対して、「源平討魔伝」は純和風の雰囲気を上手く表現しており、まるで怪談的な恐ろしくも、美しい世界がそこにはある。さらに、随所で流れる音声がゲームを盛上げているのだぁー ゲーム史上、最も強烈なキャラクターお婆(三途の渡守安駄婆)のガラガラ声を一度でも聞いたら、忘れられないだろう…「ありがたや」

 
     
 

メーカー/ナムコ 対応機種/PCエンジンHuカード 発売日/1990.3.16

 
 

 

 
  スプラッターハウス  
     
 

アーケードのホラーアクションゲームを忠実に移植した作品
ゲーム最大の特長は、そのグロテスクなグラフィックにある。そのスプラッターな感じが、ある意味で某ゾンビゲームを上回っている(笑)。主人公リックが、映画「13日の金曜日」のジェイソンに似ているのも、何か狙いがあったのかも? とにかく、この主人公の極悪さと言ったら… グチョグチョな感じのモンスターどもを、ナタや棒でバッタバッタとなぎ倒して行くのだぁー さらにステージ5では、怪物と化した恋人ジェニファーにも、躊躇すること無く攻撃する男 リック。個人的には、ステージ4で出現する十字架の周りを回転しながら、儚くも散っていく「生首くん」の個性的な表情がお気に入りですねぇ〜 ちなみに続編のPART2とPART3が、メガドライブで発売されていました。

 
     
 

メーカー/ナムコ 対応機種/PCエンジンHuカード 発売日/1990.4.3

 
 

 

 
  ラプラスの魔  
     
 

当時、パソコンで人気があった3DRPGを移植した作品 まぁ、「ウィザードリィ」の現代ホラー版って感じかな? 幽霊屋敷の中で起きる、数々の怪奇現象。本当に怖くなるほどの渋い演出が、実に秀逸です。突然、独りでに演奏が始まるピアノ、喋る壁の絵など… また、クトゥルフ神話の影響を受けている点も、このゲームの特長と言えます。ただ残念なのは、ゲームバランスが異常に厳しいところ。屋敷に突入する以前に、街で十分な準備をしていかないと、すぐに全滅である。良い意味で、歯応えのある作品なのかもしれない? ちなみにオープニングのナレーションは、天本英世氏(死神博士)でございまする。(これが怖い!)

 
     
 

メーカー/ヒューマン 対応機種/PCエンジンCD-ROM 発売日/1993.3.26

 
 

 

 
  バイオハザード  
     
 

数ある作品の中で、最も恐怖を感じたアドベンチャーゲームである。確か初めてプレイしたのは、家に届いた「体験版」だった… オープニングから、B級映画のような実写ムービーが流れる。それを見た時は、何か嫌な予感がした。しかし、ゲーム本編に入ると、そんなモノはすぐに吹き飛んでしまった。不気味な洋館に閉じ込められるわ、いきなりゾンビが出て来るし、妙な仕掛けもある。突如、この作品の持つ魅力にハマってしまったのだ。でも、体験版では15分間しか、遊ぶことが出来ない。そこで、何度も繰り返して体験版をプレイしたっす(笑)。さらに深まる謎… 結局は謎が気になり、製品版を買うことになった。意外と体験版とは、出現アイテムやナイフで攻撃する時のモーションが違う。個人的に、一番恐ろしいと思ったトラップは「巨大な岩が転がって来るヤツ」で、ちょっとミスすると一発で即死と言う、恐怖が待っている。しかも、岩に押しつぶされる主人公。精神的ダメージはデカイ!のだぁー つまり、真の強敵は「巨大な岩」だったのである?(笑)

 
     
 

メーカー/カプコン 対応機種/プレイステーション 発売日/1996.3.22

 
 

 



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